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【これだけは覚えて!】展示会装飾のプロが教える展示会パネルの種類と使い分け

展示会装飾 展示パネル

【これだけは覚えて!】展示会装飾のプロが教える展示会パネルの種類と使い分け

展示会で自社のブースをもっと魅力的に見せるには、パネル選びも印象を左右するポイントとなります。

この記事では、展示会装飾のプロフェッショナルが展示会パネルの種類とその使い分けについて詳しく解説します。

パネルの種類

スチレンボード

画像出典:パネル工房

スチレンボードは、軽量で加工しやすい展示用パネルとして一般的です。

主にポリスチレンを密度高く加工した素材からできており、その安価なコストと取り扱いやすさから、短期間の展示やイベントで広く使用されています

印刷業界や販促業界では「スチレン」「ドライマウント」「ハレパネ」とも呼ばれることもあります。

5mmや7mmの厚みが一般的であるため、カッターでのカットも簡単です。

印刷物を直接貼り付けることもでき、紙が貼られていない素板、片面または両面に糊付きといったバリエーションもあります。

ゲーターフォーム

画像出典:ジェットグラフ株式会社

ゲーターフォームは、耐久性と平面性に優れる高級版スチレンボードです。

ポリスチレンを基材にしていますが、表面には特殊なコーティングが施されており、通常のスチレンボードよりも反りにくい特性があります。

ゲーターフォームは「ゲータ」「ゲータボード」と呼ばれることもあります。

厚みは5mm、7mm、13mmとバリエーションが豊富ですが、

カッターでの加工は難しいため、特別な道具が必要になることがあります。

展示会場でのリピート使用や常設展示に最適であり、色は白と黒が一般的です。

アルミ複合板

画像出典:サインシティ

アルミ複合板は、その強度と耐久性から屋外や高品質な展示が求められる場に適しています

中核に発泡ポリエチレンを挟み、両面をアルミニウムシートで覆った構造をしています。

この構造により、非常に軽量でありながら、反りや変形が少なく、長期間にわたって安定した状態を保つことができます。

「アルミ樹脂合板」「アルミ合板」、普及している商品名から「アートパネル」「アルポリック」と呼ばれる場合もあります。

厚みは主に3mm、サイズも多様、高いグラフィック品質のダイレクト印刷が可能であるなどの特徴から、主に看板や高級な展示ブースで用いられています。

色は基本的に白ですが、シルバーや黒も選べます。

展示パネルのサイズ

画像出典:キンコーズ

展示パネルのサイズは、その使用目的と展示環境に適したものを選ぶことが重要です。

一般的に、展示パネルには国際標準のA版と日本独自のB版の規格サイズがあります。

A版はISO(国際標準規格)で定義された標準サイズです。

A0が841×1189mmと最も大きく、主に海外のイベントや大規模な展示会で利用されます。

B版はJIS(日本産業規格)で定められており、B0が最大で1030×1456mmです。

これは主に大型の広告や背景パネルとして使用され、特に視認性を重視する場所での使用に適しています。

サイズが一回り小さいB1やA1は、情報の密度が適度で読みやすく、展示会やショールームでの説明板として最適です。

これらのサイズは立てかけることが多く、フレームやスタンドにセットして使用されることが一般的です。

B2やA2はよりコンパクトで、限られたスペース内でも圧迫感を与えずに情報を伝えることができるため、小規模な展示や店舗内ディスプレイに好まれます。

A2より小さな展示パネルは文字や画像の視認性が下がるため、使用されることは少ないです。

展示会パネルの使い分けのポイント

展示会パネルを適切に使い分けるためには、パネルの目的、設置場所、予算を明確にすることが重要です。

パネルの主な目的が集客や視認性の向上であれば、大きなサイズで鮮明な画像や強いキャッチコピーを使用し、遠くからでも目を引くデザインが必要となります。

一方で、詳細情報の提供や説明を目的とする場合は、過度に大きなサイズではなく、読みやすく整理された内容が展示された中サイズを選ぶようにします。

展示場所のスペースもパネル選びにおいて決定的な要因となります。

スペースが限られている場合や、特定の場所にのみ設置が許可されている場合は、その条件に合わせたサイズや形状のパネルを選ぶ必要があります。

例えば、狭いスペースには縦長のパネルが適しているかもしれませんし、広い空間では複数のパネルを組み合わせた大型のディスプレイが効果的かもしれません。

まさにケースバイケースなので、施工事例を豊富に持つ業者にアドバイスを求めるようにすると、後々がスムーズです。

また、予算は展示パネルの選択に直接影響します。大規模なパネルほどコストが高くなるため、展示の目的に見合った最もコスト効率の良い方法を選ぶことが求められます。

一時的なイベント用には低コストで効果的なパネルを、長期間使用する予定がある場合は耐久性が高く再利用可能な高品質な材料を選ぶようにするのがです。

まとめ

展示会パネルの選択と配置は、効果的なプレゼンテーションと来場者とのエンゲージメント向上に不可欠です。

この記事で紹介した様々な種類のパネル、それぞれの使い分けのポイントを把握することは、展示会の成功へと直結します。

プレゼンテーションの目的と会場の環境に適したパネルを選び、予算に見合った効果的な展示を心がけるなど入念に準備することで、展示会はより活況のなるものとなるでしょう。

【これだけは覚えて!】展示会装飾のプロが教える展示会パネルの種類と使い分け

ABOUTこの記事を書いた人
展示会装飾ラボ メディア担当

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